弦巻でバスを利用しないのは本当にもったいない件について

2015/05/08

ツルマキストはバスと自転車で生きていける

営業所に戻ってきた東急バス　電光掲示板が切り替わる瞬間ですね

弦巻をこよなく愛する我らツルマキストの足といったら、なんといってもバスと自転車なんです。何でバスと自転車なんでしょうか。それでは丁寧にご説明いたしましょう。今回はバスの巻。

ツルマキストがバスを愛する四つの理由

理由その１「渋谷まで座っていける」

東急バス・弦巻営業所弦巻四丁目には、東急バスの弦巻営業所があります。そのことで、かなり大きなメリットが生じているのです。何と弦巻から渋谷まで座っていけるんです。それも朝のラッシュアワーなのに！

最高に渋滞している時間帯でも、なんと国道２４６はバス専用レーンががっちりと確保されていて、余程のことがない限りは４０分ほどで渋谷駅前まで連れて行ってくれるんです。この話しを友人にすると「大袈裟！」とか「奇跡かよ」と言われます。なぜそんな奇跡が起こるのでしょうか。

通常、路線バスは「ターミナル駅とターミナル駅」を結びます。つまり、確実に席を確保するには、駅前のバス停で行列に並ぶしか選択肢はありません。しかし、バスの営業所だけは例外です。

バスの営業所は、当然ですが広い土地が必要です。必然的に駅から離れたエリアに作ります。世田谷は、区の大半が住宅地という土地柄ですから、駅前から一定距離を離れると完璧に住宅地となります。つまり東急バス弦巻営業所はもろに住宅地のど真ん中に立地してます。

路線バスは営利目的ですから、利用者が限定されてしまう（単なる）住宅地を始発にすることはあり得ません。採算を重視すれば「三軒茶屋駅〜渋谷駅間」のみが効率が良い路線でしょう。

ところが、「三軒茶屋駅〜渋谷駅間」の運営に限定したとしても、弦巻営業所から三軒茶屋までバスを運ぶ必要があります。「どうせバスを走らせるならば、弦巻の住民（から運賃いただいて）三茶まで乗せた方が効率的だよね」と、弦巻営業所を始発にするのが民間企業にとっては当然の発想です。ってことで、何と朝のラッシュアワーに座っていける奇跡が生まれたわけです。何てありがたいんでしょう(/_;)。

弦巻営業所から桜新町方向をみる

何ですって？そんなに快適ならば周辺から客が寄ってくるから行列になるだろうって？普通はそう考えますが、意外にも利用者は少ないんです。何故かと言うと、営業所から南方面に数百メートルほど進むと、桜新町駅が近くなります。田園都市線に乗ってしまえば遥かにお安く遥かに短時間で渋谷でも青山でも連れて行ってくるんですからわざわざバスに乗ろうって人は激減します。　「ご参考までに：田園都市線で桜新町から渋谷までは、所要時間11分・運賃は154円（IC利用）」

弦巻営業所から世田谷通り方面　右手は松丘小学校。

また北の方に数百メートルも離れると世田谷通りが通ってます。この世田谷通りは渋谷行きのバスがガンガン走ってます。成城学園から、調布からと、かなりの台数が通ります（小田急バスも走ります）。　わざわざ弦巻営業所まで足を伸ばす人はいません。東の方向へ離れると、なんと営業所から出発した渋谷行きバスの停留所があるので、どうしても自宅近くのバス停を利用する方が大半となります。

緑色のラインがバスの進路です。弦巻営業所を出発し、「弦巻三丁目」「弦巻中学前」と進みます。混雑時は、「弦巻中学前」で席は無くなります。

という訳で、極めて限られたツルマキストが夢のバス路線の恩恵を受けることができるわけです。

ちなみに本数は少ないですが、弦巻営業所からは渋谷以外にも目黒や五反田、成城学園行きもあります。

理由その２「酔っぱらってても疲れてても帰宅できる」

爆睡しちゃった人

帰宅時に寝入ってしまい大変な目にあったというツルマキストの皆さん。次回からはバスで帰りましょう。爆睡しても弦巻営業所に着いてから運転手さんに優しく起こしてもらえます。（何度も経験済み）あ、これは泥酔してなくても残業疲れの働くおじさんにとってもありがたいことですね。

理由その３「チャリが使える」

多分、乗降客のために用意されてると思われる駐輪場。違ったらごめんなさいｗ

実は上記の「ツルマキストがバスに乗る理由」は、弦巻の３〜５丁目の住人にはピッタリのネタだったんですが。東西に長い弦巻なので東側に位置する１〜２丁目住人にとってはどうでもよい話題かもしれません。でも裏ワザがあるんです。まさにツルマキＢＢライフ丸出しの裏ワザが。（「ツルマキＢＢライフ」の詳細は近日発表予定です。）

自転車で弦巻営業所まで行き、駐輪場に停めてバスに乗るという裏ワザを使わない手はありません。無料の駐輪場があるなんて、知ってましたか？

理由その４「図書館が快適な待合室になる」

「弦巻営業所からは渋谷以外にも目黒や五反田、成城学園行きもあります。」などと前述しました。ええ、嘘ではありません。でも、もう少し丁寧にお話ししておきましょう。

弦巻営業所の「五反田駅方面」時刻表（平日）

これ、五反田行きの時刻表です。朝の６時台に二本出発して、それで終わり。何という恐ろしさ。これじゃ、運行してないのと一緒ですね。これは無かったことにしましょう(^^;)。

続いて「都立大学北口/目黒駅方面」の平日の時刻表。（＊誤解が生じたので追記します。早朝も深夜もありますが、画面キャプチャーの関係で上下がカットされてます。あしからず）さすがに五反田行きとは比較にならない充実度ですが、一時間に一本などという時間帯もあります。これに乗り遅れるとさすがに痛い。でも、目の前には冬暖かく夏は涼しい中央図書館というオアシスがあります。

弦巻営業所の目の前に光り輝く世田谷区立中央図書館

ここで読みたい本を借り、時間いっぱいまで寛いでいればいいんです。もちろん入館料も無料だし、レンタル料も無料です。出発時刻の2分前になったらゆっくりと弦巻営業所に向かいましょう。運転手さんがバスのドアを開けて待機してくれてます。ああ、何て快適なんでしょう。もちろん、ゆっくりと席に座って読書タイムを楽しみましょう。